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両親が亡くなって空き家になった一軒家の実家。その実家の遺品整理を進めなければと思っているが、一軒家の遺品整理はいったいどのくらいかかるのだろうか?この記事に辿り着いたということは、あなたも似たような状況なのではないでしょうか。
この記事では、一軒家の遺品整理費用の相場をはじめ、遺品整理費用は何によって決まるのか、また費用を抑えるポイントなど、一軒家の遺品整理を行う際の費用に関連したさまざまな情報をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
一軒家の遺品整理の費用相場は15〜70万円程度
一軒家の遺品整理にかかる費用は、間取りや荷物の量、サービス内容によって異なりますが、一般的な相場は15万円〜70万円程度です。特に広い家や物が多い場合は、それ以上かかることもあります。
また、作業員の人数や特殊清掃などオプションサービスの必要性によっても費用が増加します。費用を抑えるためには、不要なものを事前に処分したり、買取サービスを利用することが有効になります。
間取り別の費用相場
1LDK:100,000円~200,000円
2LDK:150,000円~300,000円
3LDK:200,000円~500,000円
4LDK以上:300,000円~700,000円
一軒家の平均的な間取りとしては「2階建て4LDK」が目安となりますので、30万~70万あたりが相場と言えるでしょう。
ただし、冒頭にもお伝えしたように遺品整理はさまざまな要素で費用が増減しますので、上記はあくまで目安であり、正確な費用を知るには遺品整理業者に現地に訪問してもらって見積もりを取るようにしましょう。
【作業事例】一軒家の遺品整理で費用がかかったケース
〜遺品整理費用80万円以上〜
![](https://www.memento-road.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/b6bc716c5021e5cf0c1ed6cea4ac448b.jpg)
5DKの母屋の他、離れのお部屋、物置3棟、家の周りの残置物撤去も併せてのご依頼となり、作業人数8名で3日間を要するボリュームの作業を行なった事例です。さらにこちらのご依頼主は遠方にお住まいのご親族で、鍵をお預かりして作業した事例となります。
もし、これをご家族で行う場合を考えて見て欲しいと思います。このボリュームで、もし住んでいる地域から遺品整理する場所が遠方だとすると、恐らく完了には最低でも数ヶ月〜年単位の期間が必要となることが想像できるのではないでしょうか。
こちらの作業事例の詳細ページはこちら
【作業事例】一軒家の遺品整理で費用を抑えられたケース
〜遺品整理費用20万円以下〜
![一軒家の遺品整理作業事例](https://www.memento-road.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/87128c0a317ea2687f571e04394339f9.jpg)
4LDKの戸建てでしたが、ある程度の遺品の整理はご家族で行なっていらっしゃったことから、引き取る遺品の量は2tトラック1台分と戸建てにしては少なく済んだことから、税込で約16万円でお受けすることができた事例です。
家財の行方についても「リサイクル出来る物は海外の方に輸出させていただいています。」とお客さまにご説明したところ、とても喜んでいらっしゃったのがとても印象的でした。
こちらの作業事例の詳細ページはこちら
遺品整理の費用は何によって決まるのか?
一軒家だけに限りませんが、遺品整理費用はさまざまな要因によって大きく変動します。
- 遺品の量と種類
- 部屋の広さと間取り
- 遺品整理の作業内容
- 搬出経路
- 遺品整理業者や地域による違い
主な要因を把握しおおよその相場を理解することができれば、費用を準備する際の役に立つでしょう。
遺品の量と種類
遺品の量が多いほど、整理や運搬の作業量が増えるため費用も高くなります。また、家財のサイズや種類によっても費用は変動します。特に大型家具や家電製品、重量物などは運び出しやなどの際、専門的な技術や追加の人員が必要になる場合があり、費用が高くなる傾向にあります。
部屋の広さと間取り
部屋数が多い、部屋自体が広ければ広いほど、それに比例して基本的には遺品の量が増えますので費用も上がります。
例えば、3階建てであれば平屋より基本的には部屋数が多くなりますし、部屋数がそれほど多くなくても各部屋が広ければ、それだけ作業範囲が広がるため、人件費や作業時間が増えることになり、結果的に費用が高くなります。
遺品整理の作業内容
依頼する作業内容によっても費用は変わります。基本的な遺品整理に以外に、特殊清掃やリフォーム、庭の手入れなど、基本サービス外のオプションサービスを依頼すると別途料金が発生し、その分費用が高くなります。この他、個別の遺品供養や機密書類の処理などもオプションサービスとなります。
搬出経路
遺品を搬出する際の経路も費用に影響します。例えば、階段が狭く2階から大型の家具を搬出できない場合、窓から吊り下げて搬出する必要がでてきます。
また、引き取った遺品を積み込むトラックが家の前まで入れない場合は、その分積み込むまでの距離が長くなり負担も増えることから追加費用が発生することがあります。この他、エレベーターの有無も考慮されることがあります。
遺品整理業者や地域による違い
遺品整理業界に限ったことではないですが、当然業者によって料金設定は異なります。そのため、相場感を知りたい場合は、複数の業者から見積もりを取って比較検討すると良いでしょう。
また、都市部では人件費が高くなる傾向にあるため、地方に比べて全体的に費用が高くなるなど、地域によっても相場が異なることが十分に考えられます。
適正な遺品整理費用を把握するために
これらの要素を総合的に考慮し、一軒家の遺品整理費用は決まります。LINEやメールなどで写真を送ってもらい見積もり対応する業者も多数ありますが、正確な見積もり額を知るには、必ず遺品整理業者に現地に訪問してもらい、現場を確認してもらった上で見積もりを出してもらうようにしましょう。
一軒家の遺品整理費用を抑えるための4つのポイント
遺品整理費用を抑えるためのポイントとして、以下のようなことが挙げられます。
できることは自分たちで行う
依頼前に「残して欲しいもの」と「不要なもの」とを判断できるようある程度仕分けしておく、不要な遺品は事前に処分しておくなど、できることは自分たちで行うと、遺品整理業者の時間短縮に繋がりますので、その分安く抑えることができます。ただし、大型家具の運搬や専門的な作業が必要な遺品については、無理をせず業者に任せることをおすすめします。
1つ注意点があります。処分したものが実は買取できる品だった場合、買取に対応している業者であれば、買取分の費用を遺品整理費用から相殺してもらえます。つまり、そのまま業者にお願いした方が費用が安く済んだ、ということもあり得ますので、必ずしも事前に処分することが安く抑えるポイントだと言い切れない点には注意が必要です。
買取サービスを利用する
遺品整理業者の多くは遺品の買取にも対応しています。買い取れるものは買取希望と伝え、遺品整理の作業費から相殺してもらうことで遺品整理の費用を抑えることができます。
もちろん遺品整理業者でなく、自分でリサイクルショップや買取専門業者を探して買い取ってもらうことも同じです。しかしこの場合、遺品の売り先を自分で探す手間が発生しますので、手間を考えた場合は遺品整理業者に買い取ってもらった方が圧倒的にスムーズです。
複数の遺品整理業者に見積もりを依頼する
「どうしてもこの業者にお願いしたい」という状況でなければ、複数の遺品整理業者に見積もりを取ることが費用を抑える点では重要になります。複数社から見積もりをもらうことで相場感を確認できますので、「余計な費用がかかってしまった」という可能性を低くすることができるでしょう。
ただし、見積もりの安さだけで業者を選定すると後で痛い目にあることもあるので注意が必要です。具体的には見積もりでは安かったのに、当日なんだかんだと理由をつけて追加費用を請求し、結果的に高くなったというようなトラブルも多く報告されており、そういったことは悪徳業者の常套手段です。
このようなトラブルを避けるためにも、気になる方は別記事の「失敗しない遺品整理業者の選び方 | 遺品整理15年以上のプロが悪質業者に引っかからないポイントを解説」もぜひご覧ください。
パックプランを利用する
遺品整理業者によっては、お得なパックプランを提供している場合があります。作業内容を明確にし、追加費用の有無を事前に確認したうえで、コストパフォーマンスの高そうなプランを選ぶというのも選択肢の一つです。
一軒家の遺品整理は自分で行う?業者に依頼?それぞれのメリット・デメリット
遺品整理を自分で行うにしろ、遺品整理業者に依頼するにしろ、それぞれのメリット・デメリットがあります。ぜひこの章でお伝えする内容を確認してご自身の判断基準にしていただければと思います。
自分でやる場合
メリット
- 費用を抑えられる
- 自分のペースで進められる
- 故人の思い出の品をじっくり整理しながら進められる
デメリット
- 時間(数ヶ月から数年)と労力がかかる
- 体力的(場合によっては精神的)にきつい
- 貴重品などがどこに保管されているか見当がつかない
- 不用品の処分に困る場合がある
遺品整理業者に依頼する場合
メリット
- 時間と労力を節約できる
- 専門的な知識や経験が豊富で安心できる
- 効率的に作業を進められる
デメリット
- 費用がかかる
- 信頼できそうな業者選びに時間がかかる(時に失敗することもある)
一軒家の遺品整理の流れやスケジュール
この章では遺品整理業者に依頼する際の流れやスケジュールをお伝えします。
業者選び
業者選定は一番の肝といってもいいでしょう。面倒臭がらず、時間をかけてでも慎重に選ぶことをおすすめします。まず、気になる業者をいくつかピックアップしましょう。相性も確認したい時は、直接電話で問い合わせてみるもの一つの方法です。
見積もり
LINEやメールで写真や動画を送り現地訪問なしで見積もり対応する業者はありますが、正しい見積もりを出してもらいたいのであれば、現地訪問してもらって遺品の状態や量、搬出経路などを確認してもらった上で見積もりを出してもらいましょう。
何度も見積もりのために立ち会うのは大変だと思いますので、見積もりを依頼するのは3社くらいをおすすめします。
契約
遺品整理業者との相性や見積もり額、契約内容を比較し依頼する業者を決めたら、その業者と契約します。
作業
日程を調整し業者に遺品整理を行ってもらいます。
確認
作業完了後、遺品整理した部屋を確認し問題がなければ作業終了となります。家の広さや遺品の量などによりますが、通常は1〜3日程度になります。
支払い
遺品整理業者に料金を支払います。現金やクレジットカード、お振込など、遺品整理業者によって対応しているお支払い方法は異なりますので、契約前に確認しておくと良いでしょう。
遺品整理業者を選ぶ際の注意点
現地訪問してくれる業者か
正確な見積もりを出すためには現地訪問をする必要があります。あくまでも私たちの場合ですが、現地訪問する理由は「当日作業をしてみると想定より遺品の量が多く全て回収しきれない」といったトラブルを未然に防ぐためであり、このようなトラブルが発生すると、結果的にお客さまにご迷惑をかけてしまうことになるため、現地訪問を基本としています。
現地訪問なしの見積もりでも良いということであれば必須ではありませんが、トラブル発生の可能性が高まることは頭に入れておいて欲しいと思います。
一軒家の実績があるかどうか確認
一軒家の遺品整理は、マンションやアパートのひと部屋だけの遺品整理とは異なるノウハウが必要です。そのため、業者を選ぶ際には、一軒家の遺品整理の実績があるかどうかをしっかり確認することをおすすめします。
遺品整理士の資格を持っているか
遺品整理士の資格を持っているスタッフが所属している遺品整理業者か確認するようにしましょう。遺品整理士がいるからといって、信頼できる遺品整理業者であるという保証にはなりませんが、遺品整理士の資格は適切な手順、また法令を遵守して遺品整理の作業を進めることができるという一つの目安になります。
作業内容や料金について丁寧に説明してくれるか
見積もりや作業の説明が曖昧な業者は避け、明確に説明してくれる業者を選びましょう。問い合わせから見積もりまでの間の対応も注意深く観察することをおすすめします。遺品整理業者との相性も、トラブルやストレスなく遺品整理をすすめる上では重要な要素となるからです。感覚的なものですが、ご自身の直感もぜひ大事にされてください。
ホームページのお客さまの声や口コミや評判が良いか
気になる業者のホームページ内に掲載されているお客さまの声や、Googleの口コミを確認し評判を確認しておくと良いでしょう。
追加料金が発生しないか事前に確認する
見積もり後に追加費用が発生しないかを契約前に確認することをおすすめします。当然見積もり時にないことを追加で依頼する際は別途費用は発生する可能性が高まりますので、どのようなことは費用内で対応してもらえて、どういったことは追加費用になるか、そこまで突っ込んで確認し、事前にトラブルを防ぐようにすると良いと思います。
【作業事例】一軒家の遺品整理作業実績3選
【作業事例】埼玉県さいたま市にて自宅売却に伴う遺品整理
![一軒家の遺品整理作業事例](https://www.memento-road.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/91c52fd4fd2082bf52769ada1291dc8c.jpg)
こちらは6LDKと部屋数も多く2日間に及ぶ作業でしたが、家具や雑貨、装飾品など多数買取(遺品整理費用から相殺)させていただいたことで、遺品整理費用はこの規模にしては安い40万円以下となった事例です。
この作業事例の詳細ページはこちら
【作業事例】東京都三鷹市にてお客さまのご自宅の遺品整理
![一軒家の遺品整理作業事例](https://www.memento-road.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/0e640c45ebdc34630ddb5ac4ecb89cde.jpg)
7LDKと部屋数が多く遺品の回収量は2tトラック5台分と大掛かりな作業事例です。こちらの規模で言えば通常はもっと費用が高額になりますが、アクセサリー、時計、ギターとその機材など、約19万買取することができ、遺品整理費用から相殺させていただいた事例となります。
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【作業事例】山梨県都留市にて10名体制2日間に及ぶ古民家7DKの遺品整理
![一軒家の遺品整理作業事例](https://www.memento-road.com/wp/wp-content/uploads/2025/02/877a3ff1cf1c802d6455cd2ee34db6f9.jpg)
7DKという広い古民家で、引き取った遺品の量は2tトラック6台分となる、こちらも大掛かりな作業事例です。ひと部屋の大きさも東京とは違い広めの作りで、荷物の量も多かったのですが、見積もり時にご提示した2日間で予定通り作業を完了させることが出来ました。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。ご自身の遺品整理の費用感は見積もり後でなければ把握できませんが、なんとなく一般的な費用の相場感は掴めたのではないでしょうか?費用が何によって決まるか、また費用を抑えるポイントや業者選定の際の注意点なども、ある程度はご理解いただけたと思います。
この記事が、トラブルなく納得の遺品整理のきっかけとなれば嬉しく思います。この記事を読んで、もし少しでも私たち遺品整理ロードのことが気になるようでしたら、お問い合わせフォームや公式LINE、 もしくはお電話(0120-536-610)より、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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また、どんなささいなことでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。