最近、ネズミが走るような音が聞こえる、または実際にネズミを見かけた。もしそのような状況であれば、不安や不快感が募っているのではないでしょうか。
もしかすると、この記事を読んでいる方の中には市販の駆除剤や駆除装置を購入し、実際に駆除したにも関わらず、一向にネズミが減らないと悩まれている方もいるかもしれません。
この記事では、ネズミが出やすい時期や時間帯、繁殖のサイクル、そしてどのような家に住みつくのかについて詳しく解説しますので、適切な知識を身につけ、安心できる住環境を取り戻せるよう参考にしてみてください。
もし自分で駆除が難しい場合には、専門業者に依頼することも考えていただければと思います。
目次
ネズミが出やすい時期や時間帯はいつ?
ネズミは1年を通して活動し繁殖を繰り返しますが、特に活動が活発になる時期や時間帯がありますので、まずは時期や時間帯について押さえておきましょう。
ネズミが活発になる時期
春(3~5月頃)と秋(9~11月頃)が特に活発になります。 これらの季節は人間にとって気温が穏やかで過ごしやすい季節ですが、それはネズミにとっても同じようです。この時期は食べ物も他の季節に比べて多くなるため、活動がより活発になってきます。
ただし、家の中でネズミが出やすくなるのは、別の話になるので注意が必要です。家の中に出やすくなるのは10月から2月頃にかけて多くなります。なぜなら、ネズミは寒さに弱く秋になり気温が下がってくると、快適な環境を求めて人の住む家に入り込もうとするからです。さらに外敵から身を潜められる家の中は、ネズミにはもってこいの場所となります。
ネズミが活発になる時間帯
ネズミは夜行性のため、夜から早朝にかけての暗い時間帯に活動します。ただし、昼間であっても活動するネズミはいます。人の気配がなく静かな場合は、昼間でも姿を見せることがあることを頭に入れておきましょう。
夜間や日中の不在時など、人目に触れないような時間帯に活動することが多いため、本当はネズミがいるにも関わらず、その存在にそもそも気づいていない、といったご家庭も実際には多いのでは?と推測しています。
ネズミの繁殖時期はいつ?
ネズミは1年中繁殖しますが、特に活動が活発になる春と秋が繁殖のピークと言われています。先ほどもお伝えしたように、春や秋は気温が穏やかで食べ物も豊富なことから活動自体が活発になりますが、それに合わせて繁殖活動も活発になります。
ネズミの繁殖力
ネズミは種類によって、産む子どもの数が異なります。家で見かけるネズミとしては、だいたい下記の3種類があげられますが、それぞれ1回の出産で産む子どもの数の目安は以下の通りです。
- ドブネズミ:平均約7〜9匹
- クマネズミ:平均約4〜7匹
- ハツカネズミ:平均約4〜7匹
ネズミは生後2〜3ヶ月で大人になり出産できるようになります。そして年間で5回ほど妊娠すると言われているので、1年で1匹のネズミが子どもを産む数は20匹以上、多ければ40匹以上産む計算になります。
このように繁殖力が非常に強いので、何も対策をしなければ、あっという間に数が増えてしまいます。一度住みつかれると、短期間で大きな被害をもたらす可能性があることがお分かりいただけると思います。
そもそもどういった家にネズミは住みつくのか?
ネズミが住みつきやすい家にはいくつかの共通点がありますので、まずはその共通点を理解することが大切です。それぞれ住みつきやすい家の特徴を説明します。
食べ物が豊富
食べ物が手に入りやすい家がまず挙げられます。食べ物を適切に保管していない家や、ゴミが散らかっている家は、ネズミに狙われるかっこうの家と言えるでしょう。ネズミは1日に自分の体重の3分の1から4分の1の食べ物を必要としています。さらに胃袋が小さいため、頻繁に食べる必要があり常に食料を求めています。
ネズミの種類によって好みが異なりますが、基本的にはネズミは雑食で人間が食べるものはもちろん、生ゴミやペットフードなども食べます。さらにネズミは好奇心旺盛なため、石鹸なども食べることがあります。ちょっと驚きですよね。
ちなみに余談ですが、ネズミは門歯(前歯のうち真ん中にある歯)が伸び続けるため、硬いものをかじって削らなければ食べることができなくなります。電気コードや家の柱をかじるのは、おなかが減っているからではなく、歯を削るためと言われています。いたずらでかじっている、という訳でもないんですね。
隠れる場所がある
壁の隙間、床下の空間、天井裏など、天敵から身を隠せる場所が多くある家は、ネズミにとって住みやすい環境といえます。人が普段あまり目にしないような場所は、ネズミにとって天敵から身を守る安全な隠れ家になるだけでなく、巣を作るのにも最適な場所となります。
侵入経路がある
ネズミは非常に小さな隙間からでも侵入できます。具体的には、穴が開いている家の外壁、配管の周りや窓枠の隙間、通風口、戸袋、エアコンの導入口、増築宅との継ぎ目など、あらゆるところから侵入する可能性があります。このような侵入経路が多い家は、簡単に家の中と外を出入りできるので住みつきやすくなります。
ネズミが住みつきづらい家にするには?
食べ物を適切に保管する、ゴミはこまめに捨てるなど、家の中を綺麗に保ち、ネズミにとって餌となるようなものを排除するようにしましょう。また、ネズミが通りそうな穴や隙間があれば、それらをしっかりと塞ぐことで容易に侵入できないようにすることも、住みつきにくくするには重要です。
自分で駆除してもダメだった場合は専門業者に依頼を
この記事を読んでいただくと、ネズミの繁殖力の強さに驚かれるのではないでしょうか。そういえばこの記事を書きながら思い出したのですが、私の父も昔「ネズミ捕り器で何匹か捕獲したけど、ネズミがいなくなることはなかった」と呟いていたことがありました。
もしかすると、この記事を読んでいるあなたも、自分でなんとか駆除を試みたが効果を感じられなかった、と感じている一人かもしれません。
繁殖力の強さからネズミを全て捕獲するのは至難の技ですし、侵入経路を完全に塞ぐことも素人には難しいことと思いますので、完全に駆除するにはやはり専門業者に依頼することをおすすめします。
専門業者はネズミの生態や習性について熟知しており、的確な駆除方法を選択するだけでなく、ネズミが侵入する経路を特定し、侵入を防ぐための対策も行なってくれます。
また、使用する薬剤なども業者でしか手に入らないものを使うため、駆除後も長期にわたって予防効果が持続できるますし、ネズミの死骸の処理や糞尿の掃除、消毒作業までしっかりと行うなど、多くのメリットがあります。
特にネズミの繁殖力を考えると、早めの対処が必要です。自己流の駆除で効果がない場合は、業者の力を借りて安全かつ迅速に駆除して、再び安心して住める環境を取り戻しましょう。
私たちロードも駆除実績は多数ありますので、害虫駆除ページもぜひご覧ください。
また、どの業者に依頼すればよいか迷っているようでしたら、まずはご相談だけでもお問い合わせフォームや公式LINE、 もしくはお電話(0120-536-610)よりお気軽にご連絡ください。
まとめ
ネズミの活動時期や時間帯、繁殖時期、住みつきやすい家などの情報が、少しでも今後のネズミ駆除のお役に立てれば嬉しく思います。
ネズミの駆除を自分で行うことが不可能な訳ではありませんが、完全に駆除するには専門業者に依頼することも選択肢の一つとして持っておき、もし自分でやって効果を感じられないようなら、早めに専門業者に依頼するようにしましょう。
内容が重複している部分もありますが、ネズミによる被害や駆除方法について説明している別記事「家にネズミが発生する理由や予防・駆除方法は?」もありますので、こちらも参考にしていただければと思います。
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また、どんなささいなことでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。