家を整理したいと思い、ネットで検索していたらでてきた「家財整理」という言葉。他にも「遺品整理」や「生前整理」という言葉もあり、今ひとつ違いがよく分からない…もしかしたらこの記事に辿り着いたあなたはそのような状況ではないでしょうか。
これらの言葉、家の中を整理することは共通していますが、正しくこれらの違いを知っておくことで、よりスムーズに整理を進めることができます。
この記事では、家を整理しようと考えている方に向けて、「家財整理」「遺品整理」「生前整理」の違いについて分かりやすく解説します。
目次
家財整理とは?
家財整理とは、文字通り「家の財産を整理すること」です。その中でも家にある不要になったものを処分したりする作業を指して使うことが一般的です。
また「家財整理とは?」で検索すると、下記のように2つの意味で使われることが多いと説明しているサイトを目にすると思います。
- 遺品整理、生前整理、空き家整理の総称として使用する言葉
- 家の財産を処分する作業を指す言葉
このようなことからも、家財整理の明確な定義はありませんが、基本的には処分する作業を指す言葉と理解して間違いないでしょう。 家財整理をするきっかけとしては下記のようなことがあります。
- 引越し
家新しい住まいに移る際、通常は必要なものだけを持って行くことになり、不要なものは処分することになります。 - 断捨離
特に決まったタイミングはありませんが、家の中にある不要なものを処分し物への執着心をなくします。 - 遺品整理
故人が残したものを仕分けし、必要なものは家族で分け合い、不要なものは処分し部屋をきれいに片付けます。 - 生前整理
自分が亡くなった後に残された家族が困らないように、自分が生きているうちに不要なものを処分し、残したものも整理します。 - 空き家整理
長期間不在となった家の中のものを処分し、売却や賃貸の準備をします。
このようにしてみると、家財整理とはさまざまなケースで使われる言葉ということが分かりますね。
家財整理で処分するものは具体的にどのようなものがあるのか?
前章の家財整理のきっかけについて説明しましたが、この章では家財整理で処分する代表的なものをあげてみます。
- ソファやテーブルなどの家具
- テレビや冷蔵庫といった家電製品
- 食器をはじめとする雑貨類
- 着ることのなくなった服や靴などの衣類
- 新聞や雑誌や書籍類
などが代表的なものとして挙げられます。
その他、昔使っていたスポーツ用品や、趣味で集めていたプラモデルや楽器類、旅行のお土産やアルバムといった思い出の品も、場合によっては処分することがあるかもしれません。
「家財整理とは?」の章できっかけについてお伝えしましたが、引越しや断捨離はイメージつくかもしれませんが、遺品整理、生前整理、空き家整理については、言葉自体を知らない、聞いたことはあるが今ひとつわからない、といった方も中にはいると思います。
ここまでは家財整理についての基本的なことをお伝えしてきましたが、次の章からは家財整理に関連する、遺品整理、生前整理、空き家問題について、それぞれ詳しく解説していきます。
遺品整理とは?
故人が残したものを仕分けし、部屋をきれいに片付けることです。文章にすると簡単に聞こえますが、遺言書や相続財産の確認、形見分けや買取の手配、不用品の処分など、遺品整理を行う際には様々な注意すべきことがあります。
そして遺品整理は、故人への最後のお別れという大事な側面もあります。
遺品整理を行う時期
必ずこの時期に行わなければならないということはありませんが、一般的には下記のようなタイミングが遺品整理を行う目安とすると良いでしょう。
- 葬儀が終わってすぐ
亡くなってから1週間〜2週間くらいが目安 - 役所関連、年金、公共料金など、諸々の手続きが終わってから
亡くなってから2週間〜1ヶ月くらいが目安 - 四十九日の法要が終わってから
亡くなってから2〜3ヶ月くらいが目安 - 相続税の申告期限前
亡くなってから7〜8ヶ月くらいが目安 - 気持ちが落ち着いてきたタイミング
特に期限を決めない
ただし、故人が賃貸物件に住んでいたケースや、孤独死など特別な事情があるケースではできる限り早く着手した方が良いでしょう。
遺品整理を行う時期については、別記事「遺品整理はいつ始めれば良い? | 遺品整理の開始時期について専門業者視点でアドバイス」で詳しく解説しています。
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生前整理とは?
自分が元気なうちに、身の回りの所有物や財産などを整理することです。これは、物理的な遺品整理に限らず、デジタルデータや金融資産ももちろん、保険の契約内容、さらには自身の希望(例えば葬儀の形式や遺言)を明確にしておくことまで含みます。
生前整理を行う目的
自分が亡くなった後に残された家族の負担を減らすことが、生前整理を行う主な目的です。物品の整理や処分に関する決定を自ら行うことで、残された家族が責任を負うことなく、スムーズに手続きを進めることができるようになります。
また、どのように処分したいか、誰に何を譲りたいかなど、ご自身の意思を明確に伝えることで、家族間のトラブルなどを減らすことも期待できるなど、自分自身も心の整理をつけ、これからの人生をより充実させるための一歩を踏み出すことも目的の一つです。
生前整理を行う時期
生前整理を行う最適な時期は人それぞれで、決まった時期というのはありません。年齢に関係なく、定年退職や子どもが独立して家族構成が変わった時など大きな人生の節目を迎える際や、健康状態に変化し体調に不安を感じ始めた際、などが生前整理を行うきっかけとしては多いのではないでしょうか。
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空き家整理とは?
誰も住んでいない家や使われていない物件の中にある物品を整理・処分し、場合によっては修繕を行うなどして、再び利用できる(別の家族が住む、貸し出すなど)状態にしたり、売却できる状態にする作業ことを指します。
空き家は、所有者が亡くなったり、住む人がいなくなったりして放置されていることが多く、時間が経つと家財や家具、その他の物品がそのまま残されたままになります。このように、空き家整理の一部に遺品整理が入る場合があります。
空き家整理を行う時期
状況によって大きく異なり、一概に「この時期が最適」とは言えるものはありませんが、空き家整理を行うきっかけとしては下記のようなものが考えられるでしょう。
- 安全面が心配になってきた
空き家が老朽化し、倒壊の危険性がある場合や、不法侵入の恐れがある場合は、早めの対応が望ましいです。 - 維持費が負担に感じ始めた
固定資産税や管理費など、空き家を維持するための費用が負担になっている場合は、処分を検討するタイミングかもしれません。 - 相続の手続きを進めなければならない
相続によって空き家が財産として残った場合、相続税や固定資産税の負担が増える可能性があります。相続手続きと合わせて、空き家の処分も検討しましょう。 - 感情的に整理がついた
空き家が実家など、家族の思い出の場所である場合、感情的な整理ができているかどうかは重要です。心の整理がができたタイミングで進めると良いでしょう。
遺品整理や生前整理、空き家整理を自分で行う際のポイント
自分で整理することは、整理するそれぞれの品の想いを直接感じながら作業できる一方で、非常に大変な作業です。スムーズに作業を進めるために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
作業手順を把握する
具体的な作業手順としては、大まかには下記のようになります。
- 残すものと処分するものに分類する
- リサイクル品の仕分け
- 処分するものを分別する
- 処分するものを廃棄する
- 部屋を掃除する
それぞれ簡単に説明します。
残すものと処分するものに分類する
残すものと処分するものに分類します。この際に、「残すか処分するか判断がつかない、迷ってしまう」ものがあれば、一旦とっておきましょう。
リサイクル品の仕分け
「処分するもの」が決まったら、今度はその「処分するもの」の仕分けです。まずはリサイクルができるものを仕分けていきましょう。衣類や家具、家電などリサイクルできそうなものがあれば、どのようにリサイクルするかを決めていきます。
リサイクルの方法としては、遺品整理業者や不用品回収業者、リサイクルショップ、自治体の回収ボックスやフリマサイトのほか、身近にいる使ってもらえそうな人に譲るというのも良いでしょう。
処分するものを分別する
リサイクルできるものを除いたら、残りの処分するものについて分別をしていきましょう。洋服や小物、本や雑貨など、カテゴリーごとに分けておくことで、その後の処分がスムーズになります。
処分するものを廃棄する
廃棄の仕方については、自治体ごとにルールが異なります。きちんと調べたうえで、ルールに則って廃棄することが大切です。
部屋を掃除する
処分が終わったら、部屋の清掃を行ないましょう。部屋をきれいに片付けることで、寂しい気持ちになることもあるかもしれません。しかし想い出の残った部屋をきれいにすることは、心の整理にもつながります。
事前準備が大事
実際に作業に入る前、仕分けについての基準を設けておくことが非常に重要になります。なぜなら、残すか処分するかの判断は予想以上に迷うものだからです。その場で一つひとつ判断していくと、その都度手が止まり時間ばかりが過ぎていき、スムーズに整理することができません。
すべてを完全に線引きしておくことは難しいかもしれませんが、一定の基準を設けておくだけでも、整理にかかる時間は大きく変わることでしょう。
感情に振り回されない
思い出のあるものを処分することは感情的に大変なことです。感情に振り回されて作業が進まないといったことを避けるためにも、作業中は感情をできるだけ抑え淡々と行うなど、感情のコントロールをすることを心に止めておくことも必要かもしれません。
精神的に大きな負荷がかかる場合は、無理をせず、日を改めるなど時間をかけながら進めましょう。
遺品整理や生前整理、空き家整理を業者に依頼する際の費用
生前整理や空き家専門の業者はなく、その多くは遺品整理業者が生前整理や空き家整理に対応していることが一般的です。空き家整理であれば、不用品回収業者も対応してくれます。
遺品整理や生前整理、空き家整理を家族など自分たちで行うことは、前章でお伝えしたように可能ですが体力的に大変なことです。また場合によっては精神的にも苦痛を伴うこともあります。
そこで遺品整理や生前整理、空き家整理を専門で代行してくれる、遺品整理業者に依頼することも選択肢の一つです。
遺品整理業者に依頼するとなると気になるのが費用のことですよね。そこで、ここでは遺品整理業者を利用した際の費用についてお伝えします。
まず、遺品整理業界の費用相場についてお伝えしますので、一つの目安にしていただくと良いでしょう。
間取り | 費用相場 | 作業人員 | 作業時間 |
---|---|---|---|
1R・1K | 30,000円~80,000円 | 1〜2名 | 1〜2時間 |
1DK | 50,000円~120,000円 | 2〜3名 | 2〜4時間 |
1LDK | 70,000円~200,000円 | 2〜4名 | 2〜6時間 |
2DK | 90,000円~250,000円 | 2〜5名 | 2〜6時間 |
2LDK | 120,000円~300,000円 | 3〜6名 | 3〜8時間 |
3DK | 150,000円~400,000円 | 3〜7名 | 4〜10時間 |
3LDK | 170,000円~500,000円 | 4〜8名 | 5〜12時間 |
4LDK以上 | 220,000円~600,000円 | 4〜10名 | 6〜15時間 |
引用:みんなの遺品整理
https://m-ihinseiri.jp/article-service/
ちなみに当社遺品整理ロードの費用は下記ページでご確認いただけます。
遺品整理ロードの費用目安はこちら
遺品整理や生前整理、空き家整理の費用は、基本的に部屋の数、部屋の広さ、作業人員、作業時間、遺品の物量、オプションサービスによって決まってきます。注意すべき点は、部屋の広さによっても、遺品の量によって金額が変わってくるといった点です。上記の表もあくまでも目安として、まずは参考程度に捉えておきましょう。
遺品整理の費用については、別記事「遺品整理費用について解説 | 相場は?費用は何によって決まる?などの疑問にお答えします」で詳しく解説しています。
遺品整理や生前整理、空き家整理を依頼する際、優良な業者を選ぶコツ
専門の遺品整理業者に依頼する際は、慎重に選ぶことが重要です。実は遺品整理業界では、遺品整理の作業中にでてきた現金や貴重品を業者が盗むといったあるまじき事件が発生しているからです。
「遺品整理業者選びはどうぞ慎重に行なってください」 といっても、具体的にどういったポイントに注意して選べばよいか判断に困る方も多いと思います。そこで遺品整理業者選びのポイントを以下にまとめます。
- 遺品整理士が在籍している業者を選ぶ
- 優良事業所としての認定を受けている
- 遺品の買取に対応する場合は、古物商許可証を確認する
- 遺品整理の作業実績が豊富
- ホームページにお客さまの声がある
- 電話やメール、対面時の対応が良い(相性が合う)
- 現地に訪問して見積りしてもらう
- 損害賠償保険に加入している
より詳しいことは、「失敗しない遺品整理業者の選び方 | 遺品整理10年以上のプロが悪質業者に引っかからないポイントを解説」でお伝えしているので、ぜひ合わせてご確認ください。
この通りにすれば100%優良な遺品整理業者に出会えると保証できるものではありませんが、少なくても悪徳業者に引っ掛かる可能性をかなり低くすることができますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
家財整理と遺品整理・生前整理は何が違う?
いずれも「ものを整理する」という点では共通していますが、それぞれ異なる意味合いと目的を持っています。
家財整理は不要なものだけを処分することが目的となりますが、遺品整理は故人が残したもの全てが対象となります。写真や書類といった細かいものも含まれるため、残すもの・処分するもの仕分けが難しく、また多くの時間を要します。生前整理は整理するタイミングが遺品整理とは違うだけで、基本的には遺品整理と作業内容は同じようなことになります。
ここが家財整理とは大きく違う点になります。
遺品整理ロードの家財整理の作業実績
最後に当社の家財整理の作業実績の一部を紹介します。
家財整理の作業実績1
東京都練馬区にて家財整理とお部屋のお掃除のご依頼
「東京都練馬区にて家財整理とお部屋のお掃除のご依頼」では、家財整理&部屋のお掃除を進めながら、同時に買取できそうなものはないか一つずつ査定をさせていただきました。
家財整理の作業実績2
東京都杉並区にて引越しの退去に伴う家財整理 &ペット汚物クリーニングのご依頼
「東京都杉並区にて引越しの退去に伴う家財整理 &ペット汚物クリーニングのご依頼」では、家財の量はさほど多くは無かったのですが、ペットを飼育していたことから、ペット臭と糞尿によるフローリング部の汚れについても丁寧に対応しました。
家財整理の作業実績3
遠方にお住まいのご親族から、東京都調布市にあるお母さまのお部屋の家財整理のご依頼
「遠方にお住まいのご親族から、東京都調布市にあるお母さまのお部屋の家財整理のご依頼」では、ご依頼主ご自身で細かい仕分けをされていたため、大きい家具等の搬出のみの対応となりました。
家財整理の作業実績4
千葉県習志野市にて引越しに伴うご自宅の家財整理
「千葉県習志野市にて引越しに伴うご自宅の家財整理」では2回に分けて引越しに伴う家財整理をお請けしました。2回目は引越し後にお持ちにならなかった残った家具などの残置物を撤去となりました。
他の家財整理や遺品整理、生前整理など、他の作業実績も見たい場合は、下記作業実績一覧をご覧ください。
まとめ
家財整理に明確な定義はありません。そのため言葉そのものに囚われる必要はありません。
大事なのは、あなたが行おうとしていることが、遺品整理なのか、生前整理なのか、または家財を処分するだけなのか明確にすることです。その上で、自分で行うのか専門業者にお願いするのかメリットや費用面をよく検討して、最終的に判断すればよいでしょう。
この記事があたなの家の整理に少しでもお役に立てれば嬉しいです。
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