だんだんと暖かい日も増えて、桜の開花も見られるように。地域によっては満開も発表されていたりと、すっかり春の季節の訪れとなりました。
そろそろ冬物衣類を片付けて、春の装いに衣替えしたくなる時期です。
しかし、まだ気温が不安定なため、何を着ればいいのか、いつ衣替えをしたらいいか迷ってしまう方も多いでしょう。
今回は春の衣替えのタイミング、衣替えで気をつけたいポイントについてです。
目次
春の衣替えのタイミング
春の衣替えを行う時期は、最高気温が15~20℃ほどになる3〜4月の間が目安です。これくらいの気温になると、厚手のコートやニットは不要になってきます。
ただし、春は寒暖差がある時期のため、一気に衣替えしてしまうと、急な気温の変化に対応できないおそれが。1日だけだと判断しづらいので、数日先までの気温をチェックしながら徐々に進めていくのがおすすめ。2週間程度の移行期間を設け、クリーニングが必要のない前シーズンの洋服を何枚か残しておくと良いでしょう。
いつ頃から暖かくなる?
では実際、いつ頃から暖かくなってくるものなのでしょうか?
「春一番が吹いたら暖かくなるのでは?」と思う方もいるでしょう。春一番に暖かく穏やかなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は春の嵐をもたらす危険な強風です。
春一番は季節が冬から春へと移り変わる時、最初に吹く強い南風のことで、気象庁では「立春から春分までの間で、日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの強風(8m/s以上)が吹き、気温が上昇する現象」と定めています。
低気圧が発達しながら日本海を北上すると、南から暖かな風が低気圧に向かって強く吹き込こむため、春一番のあとは季節外れの暖かさとなります。しかし、低気圧の通過後は冬型の気圧配置となり、日本海側では雪や雨が降り、各地で寒さに戻り日ごとの気温差が大きくなります。
春一番が吹いたあとも続く寒さは、春分頃(3/21)までには落ち着き、寒暖を繰り返しながらも暖かさを感じることが多くなります。また、この頃になると桜の開花も見られるようになります。
春の衣替えのポイント
ここでは春の衣替えで気をつけておきたいポイントをご紹介します。
春の衣替えはGWまでに!
春の衣替えは、遅くてもゴールデンウィークまでに終えるようにしましょう。ゴールデンウィークをすぎると、虫食いの原因となる害虫が産卵期を迎え、衣類に卵を産み落としはじめます。秋には幼虫となり、大事な洋服を食べられてしまうおそれが。
特に冬物の衣服によく使われる、ウールやカシミヤなどの動物性繊維は衣類害虫の大好物です。虫食い被害にあわないためにも、衣替えはあと伸ばしにしすぎないようにしましょう。
収納する前に服の洗濯・クリーニングは必須!
長く愛用したい大切な衣類は、衣替えで長期保管する前に必ず洗濯やクリーニングを出すようにしましょう。
衣類は一度着用しただけでも、汗や汚れが付着しています。冬物はそこまで汚れていないだろうと思いがちですが、実際は汗や皮脂でかなり汚れています。そのまま収納してしまうと、黄ばみやシミのほか虫食いの原因にもなってしまいます。
普段と同じ洗濯だけでは時間が経つと黄変することもあるため、入念に洗濯をしてからしまうようにしましょう。また、湿気を含んだまま冬物衣類をしまうと、虫食いやカビが発生してしまう可能性があるため、洗濯後はしっかりと乾燥させてください。
収納場所は掃除、換気を!
押入れやクローゼットなどの収納場所は、普段はものがしまってあり、閉め切っていることがほとんどです。そのため、衣類から出る繊維などのごみやほこりがたまりやすく、その上風通しが悪く湿気もたまりやすい場所です。ほこりや湿気を放置しておくとカビやダニ、悪臭の発生に繋がってしまいます。
衣替えは湿度の低い晴れた日に行い、風通しを良くした状態で作業します。このとき収納場所の掃除と換気も行い、除湿剤をセットしましょう。衣替えを終えた後も、定期的に扉を開けて扇風機などで風を通すようにするとよいです。
収納時は防虫剤をセット!
収納する際はクローゼットや引き出しに防虫剤をセットするのも忘れずに。ウールやカシミヤなどは虫の好物で、毛皮のコートやファー小物は虫に弱いので防虫剤と一緒に保管するようにしましょう。その際、防虫剤が毛皮に触れないよう注意してください。
防虫剤は収納場所の広さに合ったものを選び、引き出しにセットする際は衣類の上に載せます。これは、防虫成分は空気より重く、上から下に広がるためです。防虫剤の有効期間は半年〜1年程度のものが多く、取り替えサインつきを選ぶと安心です。
なお、衣類を圧縮袋でしまう場合、普段使っている揮発タイプの防虫剤では効果を発揮できません。圧縮袋内の酸素をなくし、虫を窒息させることで防虫効果を発揮する「脱酸素剤」を使うのが効果的です。
収納はゆとりを持たせて
クローゼットや収納ケースなどに衣類を収納するときは、通気性を保てるよう、ゆとりをもって収納しましょう。
詰め込みすぎず、隣の衣類と触れるか触れない程度にすることで、湿気によるカビの発生や、長期保管している間の型崩れやしわも防止します。また、湿気よけのために乾燥剤も入れるようにしましょう。
収納の許容量を超えている場合は、保管サービスなどの利用を検討しましょう。クリーニング業者にはクリーニングした衣類を翌シーズンまで保管してくれるところもあります。かさばる冬物アウターなどはこの保管サービスを活用してもよいでしょう。
衣替えは断捨離のタイミング
家庭の収納スペースは限られていますが、冬物はニットやアウターなどのかさばるアイテムも多く、収納の確保はなかなかに一苦労です。
衣替えのタイミングで、衣服や小物の整理・断捨離を行いって収納場所を確保してみてはいかがでしょうか?衣類の数を絞ることで、普段から収納がしやすくなり、自分の持ち物の管理もしやすくなります。また、次の衣替えをスムーズに進めることもできます。
そのため、来シーズンに着用しないであろう衣類は手放して、必要な衣類だけを収納するようにしましょう。どれを手放したらよいかわからない方はワンシーズン使用しなかった、ヨレや着用感が出ている、サイズアウトしてしまった、などを目安にしてみてください。あらかじめ衣類の数を絞っておくことで衣替えがスムーズに進みますよ。
次のようなポイントを目安にして不要な衣服は手放し、必要な衣類だけを収納する用意しましょう。処分に迷うものは紙袋や段ボール箱にまとめ、半年や1年など一定期間保管します。再度確認したときに存在を忘れていたものは処分しても困らないと判断してもいいでしょう。
- 汗ジミ、黄ばみ、シミが目立つ
- 毛玉やほつれなどがありくたびれている
- サイズが合わない
- 1年以上着ていない
- デザインが古い
- 他の服と合わない、組み合わせが難しい
- 着心地が悪い
不要だと判断した衣服は、以下のような方法で手放すことができます。
- ごみとして捨てる
- 自治体や企業が行っている回収サービスを利用する
- 買取サービスやリサイクル(リユース)ショップを利用する
- フリマアプリやオークションサイトで売る
- 人に譲る/寄附に出す
- 不用品回収業者に依頼する
いかがでしたでしょうか?
今回は、春の衣替えのタイミングやポイントについてまとめてきました。大切な衣類を長持ちさせるためにも、衣替え時には湿気や収納の仕方などに気をつけましょう。
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