毎日とはいかずとも定期的に掃除や片付けをしていても、家の汚れや掃除しきれない部分は溜まってしまいます。特にお家の中でもキッチンやお風呂、トイレなどは毎日使うもので、かつ汚れやすい場所です。加えて、掃除しづらく、掃除や片付けを後回しにしておくと、頑固な汚れが蓄積してしまいがちな場所でもあります。
「カビや水垢が落ちない」「排水溝の掃除が大変」「掃除してもすぐに汚れが目立つ」など……、水回りの掃除についてはいろんなお悩みの声があります。また、正しい知識で掃除をしないと、掃除の効率が悪くなってしまううえ、シンクや便器等を傷つけてしまったりなんてことも。
新型コロナ感染症の影響もあり、お家で過ごす時間が増えている今、いつもより時間をかけて掃除して、綺麗な家で快適なおうち時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
今回はお家の水回り掃除について、場所ごとに解説していきます。
キッチン
家のなかでも使う頻度が高いキッチンは、シンクやコンロ、レンジフードなどなど……、掃除する場所がたくさんあります。シンクなどの水周りは主に、調理や食器を洗うときに出る「生ごみ」「油汚れ」、洗剤を使用することでできる「石鹸カス」、雑菌などが繁殖することで発生する「ドロドロした汚れ」などによって汚れています。
シンクと蛇口についた石鹸カスなどの汚れには、重曹を使っていきます。石鹸カスがきになる場所に重曹をふりかけ、水で湿らせたキッチンペーパーをその上に貼り付けます。15分ほど放置すると汚れが溶けていきますので、こすり洗い・水洗いで簡単に汚れを落とせます。
水垢は、水200mlとクエン酸小さじ1杯を混ぜたクエン酸水で落としていきます。キッチンペーパーに染み込ませて水垢に貼り付け、30分~1時間ほど放置することで汚れを落としやすくします。その後スポンジなどでこすり落とし、全体を水洗いすれば綺麗にすることができます。
排水口やごみ受けの黒ずみやドロドロした汚れは、重曹か台所用中性洗剤で洗います。ただ、排水溝内は特に手で触りたくないという方多いと思います。その場合は、排水溝内に重曹とクエン酸を約「2:1」の割合でたっぷり振りかけ、お湯を少しずつ注ぐとぶくぶくと発泡するので、その状態で15~30分放置します。放置後、お湯で洗い流すと綺麗にすることができるので、実践してみてください。
トイレ
毎日、何度も使用するトイレも、家の中で特に汚れが溜まりやすい場所。毎日掃除していたとしても、気づけば汚れが目立ってきた李、見えない部分が汚れてしまっていることも。毎日のお掃除はトイレシートで拭くなど簡単なものでいいので、週に1回~月に1回便器だけではなく床や壁、トイレタンクのお手入れもしましょう。
トイレの便器内によくできる黄ばみは、尿のしぶきなどが蓄積してできた尿石。長期間放置して頑固な汚れになったものはなかなか落とすのが難しく、無理やり剥がそうとすると便器を傷つけてしまうので注意してください。
黄ばみには酸性洗剤やクエン酸が有効が有効です。便器内をトイレットペーパーで覆い、黄ばみが気になる部分に洗剤をたっぷりと塗っていきます。30分から1時間ほど置いた後、水を流して、トイレブラシで軽く磨いてあげれば簡単に綺麗になります。
また、トイレの汚れで気になるものは他に、黒ずみがあります。これはホコリやカビなどが原因で、水垢の汚れが加わると、落ちにくくなることも。黒ずみに有効なのが塩素系漂白剤です。黄ばみに対する掃除方法と同様に、トイレットペーパーで覆った上に洗剤を塗っていき、汚れの程度によって15分~1時間ほど放置します。そのあとは水に流し、ブラシで磨いて完了です。
トイレタンクの内部も黒カビや水アカが蓄積しやすく、便器の黒ずみの原因にもなるため、定期的に掃除してあげましょう。タンクは、止水栓を閉め、フタ・タンク内を水アカにはクエン酸を、中性洗剤とスポンジなどで汚れをこすり取って掃除します。掃除後は止水栓を開け、水で洗剤を流してください。
お風呂
お風呂場は、こまめに掃除していてもカビや水垢が目立ってきやすい場所です。高温多湿かつ、石鹸カスや皮脂などの汚れが栄養となってカビの生えやすい場所のためです。
壁や床などにポツポツと発生してしまった黒カビは、発生したばかりならお風呂用洗剤でこすれば落ちる場合が多いです。これで落ちない場合は、除菌ができるカビ取り剤か、50℃以上の熱いお湯を使って綺麗にしていきます。
お風呂場でよく見かけるピンク色のぬめりは酵母の一種で、普段使用しているお風呂用洗剤でこすり洗いをすれば簡単に落とすことができます。ただ、汚れを取り除いた後も微生物が残っていると再び繁殖する可能性があります。完全に除去するためには、ピンク汚れの場所を乾燥させ、塩素系漂白剤を吹き付けて5分ほど放置させてください。その後冷水で洗い流し、水滴を拭き取っておきましょう。
浴槽のヘリや床が黒ずみは「皮脂」が蓄積したものです。皮脂の汚れはアルカリ性を使えば落とすことができるため、「重曹」を使います。軽い汚れであれば普段使いの洗剤でも落とせます。なかなか落ちない場合はペースト状にした重曹を塗り、30分ほど放置してからスポンジでこすって落としていきます。
洗面台
毎日頻繁に使う洗面台は、すぐに汚れがたまってしまいます。掃除していても気がつくと付いている、洗面台の汚れの代表格は水垢です。水垢の原因は、洗面台を使うときに欠かせない水道水が原因。水垢を落とすには酸性洗剤を使用すれば、力を使わず簡単に綺麗にすることができます。
ここで注意したいのが、水回り用やお風呂用の酸性洗剤を使用することです。トイレ用洗剤などの酸性洗剤は刺激が強すぎて洗面台の素材を傷めてしまう可能性があるためです。家庭用の賛成洗剤でつけ置きしておき、汚れを取っていきましょう。もしくは水にクエン酸を溶かしたものを汚れがきになる場所にスプレーして、ラップして2~3分程度つけ置きすることでも汚れを取ることができます。
また、洗面台の排水口周りには、水垢のほかに皮脂や化粧品などの油汚れも付いています。こうした酸性・アルカリ性の汚れが混在する場所は、重曹とクエン酸を使用して掃除していきます。排水口の周りと中に重曹を粉のまま覆うようにかけた後、同量のクエン酸を粉のままかけていきます。次に水を少しずつかけると泡が発生してきますので、その状態のまま5~20分程度置きます。水を流し、汚れが残っている場合はスポンジでやさしくこす流と綺麗にすることができます。
いかがでしたでしょうか?
家の中、特に水回りは頻繁に使用するため、すぐに汚れやすい場所かつ掃除が大変な場所です。よく使う場所が汚いままだと生活に支障が出たり、気が滅入ってしまうこともあります。おうち時間が増えている今、いつもより時間をかけて掃除して、綺麗な我が家を取り戻してみてはいかがでしょうか?
ただ、「忙しくてなかなか掃除に時間が割けない」「頑張ってみたけど汚れが落ちない」「長期間放置してしまったため自分では難しそう」など自分や家族だけで掃除するのは厳しいかも、と感じる場合は清掃業者やハウスクリーニング業者などのプロに頼るのも検討してみてはいかがでしょう?
もちろん、自分で掃除を行った方が費用は安くすみますが、業者に依頼すれば自分で掃除するよりも早く、的確に、綺麗にしてもらうことができます。家の全部ではなくとも、一箇所だけでもお願いすることで、時間的にも体力的にも大きく負担を減らすことができます。気になる箇所、疑問がある方は一度、専門業者に相談してみるといいかもしれません。
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