家族が亡くなった時、お葬式などやらなければならないことはたくさんあり、その一つが遺品整理です。亡くなった方の残した品々を片付ける遺品整理、実は意外と大変な作業なのです。遺品整理をしたことがなければ遺品の仕分け方やその後の対応などがわからないでしょう。離れて暮らしていたら、どこに何があるか把握していなかったり、なかなか遺品整理のための時間が取れない、ということもあります。
今回は遺品整理を自分たちでやる場合の方法について、業者に頼むメリットから選び方などを紹介していきます。
目次
遺品整理の始め方
まず、遺品整理を始めるのは四十九日が目安とされていますが、明確な決まりがあるわけではありません。しかし、故人が賃貸に住んでいた場合は、退去日までに完了させておく必要があります。持ち家の場合は、都合に合わせて、スケジュールを立てて進めていきましょう。
遺品整理をいつ始めたらよいか、その開始時期について、別記事「遺品整理はいつ始めれば良い? | 遺品整理の開始時期について専門業者視点でアドバイス」で詳しく説明していますので、合わせてご覧ください。
それでは、遺品整理の始め方ですが、まず仕分けから始めましょう。手元に残すものと手放すものをしっかりと仕分けることが重要です。特に、相続に関わる貴重品や大切な書類は真っ先に選り分けて大切に保管しておきましょう。
まずは、個人が愛用していたものや思い出深いものなど思い出のある遺品を仕分けして残します。手違いで手放して後悔する事態を避けられます。次に、「手元に残すもの」として大きく以下の4つに分類していきましょう。
- 上記以外の貴重品・価値のあるもの(結婚指輪やアクセサリーなどの貴金属、時計や骨董品、切手など)
- 形見分け品
- 写真・アルバム
- 自分で使うもの
遺品にはどれも故人との思い出があり、捨てる選択ができない方も多くいらっしゃいます。しかし、ずっと置いておくにはスペースがなかったり、汚れていたり壊れてしまって手放した方がいいものもあります。仕分けた後は、それぞれに合わせて対応していきましょう。
買取業者へ
家具家電や貴金属など買取できるものは買取業者に依頼を出しましょう。買取を専門に行っていない業者だと、価値のあるものでも処分されたり、二束三文で買い叩かれてしまう場合があります。鑑定士のいるなど信頼できる業者を選んで依頼しましょう。
遺品供養や寄付
自分で使用する予定のない遺品や買取に出せない遺品でも、捨ててしまうのは忍びないという場合は、遺品供養や寄付に出しましょう。ただ手放すだけではなく、心の整理にもつながります。
廃棄する
壊れている、汚れているなど明らかにごみと判断できる場合は、ごみとして処分します。可燃ごみや不燃ごみ、粗大ごみと各々分別して、回収してもらいましょう。大量にある場合は、業者に回収してもらうのも一つです。
遺品整理を業者に頼むメリット
遺品整理を自分たちでやろうと思っても、時間や手間もかかるもの。人手が足りない、時間が足りないなどうまくいかないときは、遺品整理業者に相談してみるのがおすすめです。
自分で遺品整理をすると2週間~1ヶ月かかるケースが多く、体力的にも精神的にも大きな負担となります。自分でやってみたものの仕事が忙しかったり、体力的につらい、遠方に住んでいるため移動が大変など…、理由は様々ですが、途中で挫折してしまい、最終的に遺品整理業者に相談・依頼する方も多くいます。
遺品整理を業者に依頼するメリットは、下記のようなものが挙げられます。
短時間で済ませられる
遺品整理業者であれば最短で1日で作業が完了します。
大型家具などの重い物の運び出しが不要
高齢の方や女性の方などは重い荷物を運び出すのは重労働です。力がある方でも遺品整理となればいくつも大型の家具家電を運ぶこともあり、大変な作業となります。業者に頼めばこうした作業が不要になるため、体力的な負担を大きく軽減できます。
遺品供養の対応をしてもらえる
遺品の中には、仏壇や神棚など供養が必要なものがあります。また、上記のように不要でもごみとして処分するのが忍びない遺品は供養という手法があります。遺品供養の経験がなければやり方など不明なことが多いでしょう。遺品整理業者に依頼すれば、ごみの処分から遺品供養までやってくれますので、手間を減らすことができます。
相続や空き家などの相談を専門家にできる
遺品整理では高価な品物や現金、車などが残されていて、相続のトラブルも起こり得ます。住んでいた家が持ち家だった場合は、その後の対応も考えなければならず、何かと面倒夏続きが発生することも。遺品整理を専門にやっている業者の中には、整理後のトラブルに対応するところもあります。また、不動産会社や弁護士などと提携しているところもあり、相続や空き家などの相談もできます。
遺品の買い取りが可能な業者もある
遺品の中にまだ使える物や、価値のある物が残されている場合がほとんどです。自分で使う予定がないものは買い取りしてもらうとよいでしょう。買取業者を探したり、業者まで持ち運ぶのも一苦労ですが、遺品整理業者の中には買取対応をしているところもあります。遺品整理と同時に買取をしてもらえるので、手間も時間も省けますし、買い取りしてもらえば遺品整理にかかる費用の節約ができます。
遺品整理業者の選び方
「遺品整理業者」とは、亡くなった人の部屋、遺品の片付けをしてくれる専門業者です。一般的に、遺品整理を依頼するなら、遺品整理業者に頼みます。思い出の品など残しておきたいものと処分したいものを仕分けし、貴重品などの捜索もしてくれます。司法書士や不動産会社などと提携しており、相続に関することなどを相談できる業者もあります。また、リサイクル業者と提携するなどして、遺品の買取を対応しているところも。ご自身の状況や希望に合う対応が可能な業者を選ぶと良いでしょう。
遺品整理業者の中には「特殊清掃業」も行なっている業者もあります。特殊清掃は自殺や孤独死などで亡くなられた方のご遺体が発見された部屋など、物理的・心理的な面から通常の対応が困難な場所を、専用の器具・洗剤を使用して行われる清掃のこと。特殊清掃も必要なケースはどちらも対応してくれる業者を選ぶと良いでしょう。
親族が亡くなると葬儀代などにもお金がかかります。遺品整理を業者に頼むにしても「安く済ませたい」と思うかもしれません。しかし、遺品整理を行う業者には専門業者以外もおり、無許可のリサイクル業者や便利屋のようなところも存在しますので慎重に選ばなければなりません。
遺品整理業者を選ぶ際には、資格の有無が目安となります。下記は一部ですが、遺品整理業者に必要な資格や許可を所持しているか確認しましょう。
「遺品整理士」
一般社団法人遺品整理士認定協会が発行している資格。遺品についての知識や適切な整理方法を身につけたと判断された者のみが手にすることのできる資格です。
「一般廃棄物収集運搬許可証」
一般家庭から排出されたごみを運ぶために必要な許可。
「古物商許可証」
遺品などの家財を買取するために必要な許可。
また、見積もりを取る際に、訪問見積もり、すなわち実際に家・部屋の状況を見た上で見積もりしてくれるか確認しましょう。さらに、見積書をチェックして、作業内容や料金の内訳が細かく記載されているかを確認します。訪問見積もりをしたがらない、応じない業者は、当日になって追加請求をしてくる悪徳業者の可能性があるため要注意です。
遺品整理はご遺族でももちろんできますし、ご自分で行う方が費用もかからず、気持ちに整理をつける時間をより確保することができます。ただ、遺品整理は時間も手間もかかる大変な作業です。急がなくてもよく、コツコツとできるのであればいいのですが、業者の力を使って無理なく遺品整理を終えるのも一利あります。
当社ロードでは、遺品整理を通して、故人の想い、権利書などの貴重品を遺された方々にお繋ぎするとともに、二度と対話できない故人との最期の会話のお手伝いをいたします。実際に作業するお部屋にお伺いして見積りしており、ロードの基本料金は物量にあわせた料金設定ですので、通常の作業では追加料金は発生しません。基本料金には「貴重品と処分品の仕分け」「廃棄物の処理作業」「養生作業」「室内の清掃」「水回りの清掃」「合同供養」のサービスが含まれます。
他にも当社では遺品の買取を行っております。少しでもご遺族の負担を減らせればとの思いから、買取ができそうなお品については、お見積りの段階ですぐに査定して、買取をご提案しています。買取額はそのまま作業費から差し引いてお見積額を提示いたします。作業中に出てきたものに関しては、お見積額からさらに引いた金額をご請求いたします。さらに、収集した遺品や不用品はできる限りリサイクル原材料や、リユース品として有効活用できる方法を模索しています。
大切な遺品を扱う身ですので、ご遺族様に安心していただくために、「遺品査定士」という資格も取得し、安心して遺品をお見せ頂けるように努めています。ご遺族様の負担を少しでも減らすために、できる限りたくさんの品を買い取らせていただきます。
大切な故人の遺品を整理したいけれど、自分でやるには時間や人手が足りない、仕分け後の対応が分からない、回収や買取をしてもらいたい、とお考えであればぜひ遺品整理ロードにお任せください!
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お問い合わせ後に無理な売り込みをすることはありませんので、安心してご依頼ください。
また、どんなささいなことでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。