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お役立ちコラム火災現場の煤掃除、焦げ臭さの除去はどうする?

フォグマスターを持って作業する防護服姿の遺品整理ロードの男性スタッフ

火災は、思い出も財産も、時として人の命もすべてを燃やし尽くす脅威です。日ごろから火災に注意していても、万が一ということもあります。自分の家が火災にあってしまった場合、火災後の公共サービスや保険の契約会社への連絡や、焼失してしまった貴重品の再発行手続き、そして現場の片付け・解体といった後処理が必要となります。

火災現場の後片付けで、火災の規模や状況、建物の構造にもよりますが一番のお悩みは「焼け焦げ臭」とも言えます。

この焦げ臭さを発しているのは「煤(すす)」。火事が起きると、炎によって壁や床が黒くなりますが、この黒くなるものの元となっているのが煤です。煤の粒子が焦げ臭い匂いを発しており、ただ、黒くなっている箇所を掃除するだけでは焦げ臭さは取れません。煤は少量であれば目に見えず、出火した時の勢いで目に見えない煤が部屋中に散布しているためです。

特に工場や厨房などの場合、排気ダクトの中まで煤が入り込んでいることが多く、その中まで除去しなければ臭いは残ってしまいます。火災現場を復旧するためには、煤と臭いそれぞれの後始末をしなければならないのです。

煤清掃の方法とは?

煤の後片付けなると、まず黒くなっている部分を水拭きで掃除、と思うかもしれません。しかし、それは大きな間違いなのです。火災の煤は、油を多分に含んでいる場合や消火の際の放水などで水分を多く含む場合などがあります。水気を含んだままだと、拭いても煤の範囲が伸びるだけで綺麗にはなりません。

それでは、煤を掃除するにはどうすれば良いのでしょうか?火事の後の煤掃除の基本は下記の4つです。

1.部屋全体の掃除

まず部屋全体を掃除します。煤は非常に軽く舞いやすいため、壁の一部しか煤で黒くなっていなかったとしても、壁紙の大部分に小さな粒子が付着しています。黒くなっていない箇所でも、簡単にでも掃除をしましょう。

2.部屋全体をはたきで叩く

部屋全体をはたきで叩きます。はたきで煤を落としておくことによって、換気の日数を短縮できます。

3.天井から掃除

天井から煤掃除を始めて、最後に床の掃除をします。最後に天井を掃除してしまうと、天井に付いていた煤が壁や床に落ちて、再度掃除をしないといけなくなってしまうので、順番に注意しましょう。

4.掃除後は1週間〜1ヶ月換気する

掃除後は焦げ臭さが気にならなくなるまで換気をしましょう。
掃除をしても、目に見えない煤が部屋の中に存在しており、それが焦げ臭さの元です。臭いの原因の煤を部屋から無くすために、部屋を換気させます。

次に、煤で黒くなっている箇所の掃除方法をご説明いたします。

1.ハタキやブラシなどで落とす

天井や壁の隅に付いたすすは、ハタキやブラシなどで落とします。軽い煤であれば、ハタキで叩いたり、ブラシでこすれば簡単に取ることができます。ハタキなどは静電気で吸着するタイプのものを使うとすすがよく付きます。

2.洗剤で拭き掃除

市販洗剤または業務用洗剤で黒くなっている箇所を拭き掃除します。雑巾に洗剤を吹きかけて拭きましょう。

3.換気

換気することによって臭いが取れます。換気をすると、煤の粒子が外に出されるため、部屋の中から臭いの元の数が少なくなります。

4.水拭き

黒くなっていない箇所を水拭きすることによって臭いが取れます。煤の粒子は水に弱いため、水拭きすると、煤が取れます。

水拭きをする時は「天井→壁→床」の順で水拭きをしてください。高い場所を水拭きしたら、低い場所に煤は落ちます。例えば、天井を水拭きした際は、天井の煤が床や壁に落ちます。最初に低い場所を水拭きすると、その後の水拭きで煤が落ちるため、再度掃除をしなくてはいけません。

5.部屋を全面リフォーム

部屋を全面リフォームすれば、「煤汚れ」「臭い」は完全に消えます。「煤で汚れている箇所」と「汚れていないが煤が付着している箇所」を両方とも取り替えるので、煤が部屋内から完全に消えます。

火災後の煤の後片付けは、清掃業者に依頼

上記では、個人でできる煤掃除のやり方をご紹介しました。しかし、手間も時間もかかる上、焦げ臭さが完全になくなるまでは、それなりに時間を要します。火災後ということもあり、体力的にも精神的にも辛い部分があるかと思います。そうした時は、清掃業者に依頼をして、煤汚れを除去してもらいましょう。

自らの手で掃除をするよりも、綺麗に素早く煤汚れを取り除くことができます。また部屋全体の掃除や、消臭作業もしてもらえます。大きな火災の場合は解体工事から始まり、業者によってはリフォーム工事を請け負っていることもあります。

ロードではボヤから大規模火災まで火災現場の消臭・清掃・復旧作業にも対応しています。ぜひ火災現場のサービス詳細ページもご覧ください。

火災現場のサービス詳細ページはこちら

火災現場の清掃業者の主なサービス内容

1.残置物の撤去、解体工事

まずは、残置物を撤去し、内装を解体して燃えた箇所を撤去していきます。燃えた建材は強度が落ち、焦げた臭いを吸収してしまうため、少しでも燃えた壁や天井は解体する必要があります。

2.煤除去

火災による上昇気流で、部屋中に煤がついています。安全に配慮した上で特殊な道具を使って完全に除去していきます。臭いのほとんどが煤に含まれているため、ここの作業が臭い除去には重要となります。

マンションやアパートなどでは一般的にケレンやスクレーパーという工具を使って煤を削ったあとに、薬剤でコーティングして臭いを閉じ込めます。建物の強度によっては、グラインダーという電動工具を使用して削って綺麗にしていきます。

3.オゾン消臭+薬剤の噴霧

消臭には、有害物質も除去できるオゾン消臭という方法を使う業者が多いです。煤は人体に有害な物質を発生することもあるので、オゾン消臭は効果的です。

部屋の広さにもよりますが、オゾン消臭には1週間~10日ほど時間を要します。また、オゾン以外にも専用の薬剤や消臭剤を使って、消臭・除菌をします。

ロードでは消臭サービスもお受けすることが可能です。詳しくは消臭のサービス詳細ページをご覧ください。

4.内装工事(リフォーム工事)

有害物質がなくなったことが確認されたら、原状回復・リフォームのための内装工事に入ります。

ロードでは遺品整理や特殊清掃だけでなく、ボヤから大規模火災まで火災現場の消臭・清掃・復旧作業にも対応しています。ぜひ火災現場のサービス詳細ページや専門サイトもご覧ください。

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マンションや家屋の原状復活も最後までお任せ下さい。火災にあわれたとき、突然のことで少なからず動揺されていると思います。お困りのこと、不安なことがあれば、プロである当社がサポートいたしますのでお問い合わせください。

電話(0120-536-610)お問い合わせフォームLINEなどお好きな方法でご連絡いただければ喜んで対応させていただきます。すぐにでも見積もりが欲しいとお考えでしたら、無料お見積もりフォームからご連絡ください。

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